CONSULTINGコンサルティング

生産ライン改善コンサルティング

日本におけるPETフィルム製膜の創成期から製膜設備の立ち上げに携わり、
その過程で生じる問題に対して
設備改善・改造を行ってきた当社だからこそできる、
生産機におけるシワや蛇行などの不良改善、生産性・歩留まり向上策のご提案をいたします。

このような問題に心当たりはないでしょうか?

このような問題が発生している場所は結果であり、原因はほかの場所にあることがほとんどです。

実機はそのままにロール交換のみで、このような問題を改善しつつ、“生産速度を守って張力半減”や、“張力を守って搬送速度は2倍”といったことも、条件によっては提案可能です。
従来ウェブ製造現場で行われてきた[蛇行・スクラッチ・シワ・折れ傷]などの諸問題・不良対策や、生産性向上手法は、確立された技術根拠のない「経験的手法」がほとんどです。それに対し、当社は物理理論・装置レイアウトに基づき、問題の発生原因を特定して対策を講じるため、装置全体のバランスが取れた問題解決ソリューションにより生産性・品質向上が短期間の試作調整で可能となります。

経験だけでなく、物理理論に基づき、ウェブの生産性を向上させるソリューションを提供します。

生産性向上ソリューション

計画

  • 製品の物性を損なわない運転条件の確認
  • 既設機械の搬送性能確認
  • 品質低下の原因となる問題箇所の洗い出し
  • 現状からシワ、蛇行の発生原因の特定

実行

  • マイクログローブロールの設置
  • 既設機械の搬送性能を向上させる設備改
    造および駆動装置、制御装置の最適化調整

検証

  • 同一搬送張力での搬送速度向上確認
  • 同一搬送速度での搬送張力低減化確認
  • 新たな問題が発生していないかの確認
  • 製品品質の向上の確認
  • 生産性の向上の確認

改善

  • よりいっそうの製品品質および生産性の
    向上のため、設備全体の最適化検討
  • 別の生産品目に問題なく対応可能か確認
  • 生産性向上の余地の有無検討

コンサルティングフロー

01

巻き出し、加工プロセス、
巻き取り加工での改善必要箇所と問題点の整理

02

該当設備で生産されるウェブの物性値、厚み、
幅から運転許容張力を算定

03

運転許容張力とロール径、抱き角。
ロール間隔から応力シワの発生限界を想定

04

生産性を低下させる原因となっている外力の発生個所を特定しロール配置と合わせ外力への対処法を検討

05

必要箇所にマイクログルーブロールを設置し
試作トライで最終設置位置の最適化